健康診断の結果をもらって、
「中性脂肪が高いな……」
「悪玉コレステロールって結局何?」
「尿酸値も高いと言われたけど、何を変えればいいんだ?」
と思ったことはありませんか。
病院では説明を受けても、家に帰ると、
「結局、普段の生活で何を気をつければいいんだろう?」
となることがあります。
そんなとき、健康診断や血液検査の結果をスマホで撮って、ChatGPTに見せながら相談することもできます。
もちろん、AIに病気を診断してもらうわけではありません。
今回は、
「この数字は何を意味するの?」
「食事や運動で、まず何から見直せばいい?」
というところをAIと一緒に整理してみます。
まず検査結果を写真に撮る
健康診断の結果には、
-
LDLコレステロール
-
HDLコレステロール
-
中性脂肪
-
血糖値
-
HbA1c
-
尿酸値
-
γ-GTP
など、たくさんの数字が並んでいます。
全部の意味を覚える必要はありません。
まずは書類をスマホで撮ってChatGPTに見せてみます。
ただし、写真を送る前に、
名前・住所・受診番号など、相談に必要のない個人情報は隠しておきましょう。
STEP1 まず「どの数字を気にすればいい?」と聞いてみる
最初はこんな質問で十分です。
この写真は私の健康診断の血液検査結果です。
私は医療の知識がありません。
基準値から外れている項目を見つけて、それぞれ何を表している数字なのか、初心者にも分かるように説明してください。
病気の診断はせず、写真から分からないことは推測しないでください。
これなら、難しい検査表をまず読める状態にすることができます。
STEP2 例えば「中性脂肪が高い」と言われたら
中性脂肪(トリグリセライド)が高い場合、生活習慣の見直しが重要になります。厚生労働省の健康情報でも、脂質異常症では生活習慣の改善が基本とされています。
そこで、
中性脂肪が基準値より高いようです。
一般的に、どんな食生活や生活習慣が関係することがありますか?
食事・運動・飲酒の3つに分けて、私が見直せそうなことを教えてください。
と聞いてみます。
すると、
「食べ過ぎはないか」
「甘い飲み物が多くないか」
「お酒の量はどうか」
「運動不足ではないか」
など、自分の生活を振り返るきっかけになります。
STEP3 LDL(悪玉)コレステロールが高かったら
LDLコレステロールは、一般に「悪玉コレステロール」と呼ばれます。
高い値が続く場合には、食生活など生活習慣の見直しが重要です。日本動脈硬化学会や厚生労働省も、魚・大豆・野菜・海藻・きのこなどを組み合わせた食事などを生活改善の一つとして紹介しています。
そこで、
LDLコレステロールが高めでした。
私の普段の食生活で見直せそうなことを教えてください。
「食べるのを減らした方がいいもの」と「増やしてみてもいいもの」に分けてください。
厳しい食事制限ではなく、続けやすい方法を優先してください。
と相談してみます。
「全部禁止」
と言われても、なかなか続きません。
そこで、
「無理なく続けられる方法で」
と伝えるのもポイントです。
STEP4 尿酸値が高かったら
尿酸値についても、食事・飲酒・運動など生活習慣と関係することがあります。
厚生労働省では、高尿酸血症について、アルコールを控えること、甘い飲み物を控えること、水分をとることなどを生活上のポイントとして紹介しています。また、プリン体の有無だけでなく、アルコールそのものが尿酸値を上げる方向に働くことにも注意が必要とされています。
そこで、
尿酸値が高めでした。
普段の食事、飲酒、水分、運動について、一般的に見直せることを優先順位順に教えてください。
私にも実践できそうな簡単なことからお願いします。
と聞いてみます。
STEP5 自分の生活をAIに話してみる
ここからがAIらしい使い方です。
例えば、
普段はこんな生活です。
・晩酌はほぼ毎日
・甘いお菓子をよく食べる
・運動は週に1回程度
・外食は週2~3回
・たばこを吸っています健康診断の結果と合わせて、生活習慣で見直せそうなところを優先順位順に3つ挙げてください。
一度に全部変えるのは難しいので、まず1つ始めるなら何がよさそうかも教えてください。
これなら、
一般論ではなく、自分の生活に合わせて整理してもらえます。
ただし、
「あなたは糖分を取り過ぎています」
などとAIに断定してもらうのではなく、
「この生活の中で、見直す候補はどこ?」
と聞くのがいいと思います。
STEP6 「じゃあ明日から何をする?」まで考えてもらう
AIの答えを読んで、
「なるほど。でも結局何からやればいい?」
となったら、さらに聞きます。
一度に生活を全部変えるのは続かないと思います。
明日からできることを3つだけ考えてください。
お金がかからず、難しくなく、毎日続けやすいものを優先してください。
例えば、
-
甘い飲み物を1本減らす
-
晩酌をしない日を作る
-
食後に少し歩く
といった、具体的な行動に落とし込んでもらうことができます。
AIに生活改善そのものをやってもらうことはできません。
でも、
「何から始めればいいか」
を一緒に整理してもらうことはできます。
今回使えるおすすめプロンプト
健康診断や血液検査の結果を見せるなら、こんなプロンプトを保存しておくと便利です。
これから健康診断の血液検査結果の写真を送ります。
私は医療の知識がありません。
まず、
基準値から外れている項目
それぞれ何を調べる検査なのか
一般的にどんな生活習慣と関係することがあるのか
食事で見直せそうなこと
運動で見直せそうなこと
飲酒や喫煙について見直せそうなこと
を、専門用語をできるだけ使わず説明してください。
病名を断定したり、薬を変更する指示はしないでください。
写真だけで分からないことは推測せず、必要なら私に質問してください。
また、医師に確認した方がいい項目があれば、それも分けて教えてください。
最後に、生活習慣で「まず1つ変えるなら」という候補を3つ挙げてください。
医者に聞くことまで考えてもらえる
これはかなり便利だと思います。
例えば次回の診察前に、
この検査結果を見て、次に病院へ行ったとき医師に確認しておいた方がいいことを5つ考えてください。
と聞いておきます。
病院へ行くと、
「何か質問はありますか?」
と聞かれて、
「いや、特に……」
となってしまうことがあります。
家に帰ってから、
「あれ聞けばよかったな」
と思う。
そんなことを減らすためにも使えます。
AIは「診察する医者」ではなく「理解するための相談相手」
ここは大切です。
AIが、
LDLが高いですね。
と言ったからといって、
自分で薬をやめたり、治療方法を変えたりしてはいけません。
検査値は、年齢、持病、薬、過去の検査結果なども含めて医師が判断します。
AIは、
「この数字は何?」
「普段の生活で何を見直せる?」
「医者に何を聞けばいい?」
を整理してくれる相談相手として使います。
健康診断の紙を「もらって終わり」にしない
健康診断を受けて、
結果の紙をもらう。
少し数値が高い。
「気をつけないとな」
と思って、そのまま引き出しへ。
そんなこともあると思います。
でも今なら、写真を撮って、
「この結果を見て、俺は普段の生活で何を変えたらいいと思う?」
とAIに聞くことができます。
スマホなら音声入力でも構いません。
「中性脂肪と尿酸値が高いって書いてあるんだけどさ、食生活でまず何変えたらいいかな?」
こんな話し方でもいいんです。
難しい医療用語を知らなくても大丈夫。
AIに分かりやすく説明してもらえばいい。
アドバイスを実行するかどうかを決めるのは自分
AIから、
「お酒を少し減らしてみては」
「甘い物を見直してみては」
「少し歩く時間を増やしてみては」
と言われるかもしれません。
実際にやるかどうかを決めるのは自分です。
でも、
知らなかったことに気づく。
自分の生活を振り返る。
最初の一歩を考える。
その手伝いをAIにしてもらう。
これだけでも十分価値があると思います。
分からない健康診断の紙を眺めて終わるのではなく、
「これってどういうこと?」
とAIに話しかけてみる。
AIを医者の代わりにする必要はありません。
自分の体について少し理解するための相棒。
そんな使い方なら、AIはかなり役に立ってくれそうです。
私もこれから、
「今まで分からないままにしていたことをAIに聞いてみる」
を、もっと日常生活の中で試してみたいと思います。
一緒に、AIを上手な相談相手として使っていきましょう。
